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【在宅ワーク初心者向け】売上の仕訳がわからない!

※本記事はアフィリエイト広告を利用しています。

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去年の夏から在宅ワークを始め、白色申告で確定申告をしました。
 
日商簿記2級は持っているけれど、経理の実務経験はゼロ。確定申告はしたことがありますが、個人事業主としての申告はもちろん初めて。決算整理もこれで大丈夫だろうか……と不安いっぱいで、ググりながらの作業でした。無事に還付金ももらえて、一息ついたところで、ようやく冷静さを取り戻したとき。
 
「そういえば、あの会計処理でよかったのかな……?」
 
調べてみると、使用していた勘定科目が厳密には意味が違うことが判明。ただ年度末で締めた帳簿だったために変更は不可。簿記では一度決めたルールは基本、変えることはできません。私はもう変えることはできませんが、せっかく調べたので、備忘録がてらまとめました。
 

 

仕訳について

クラウド型会計ソフトでは、売上が確定すると明細が自動取り込みされます。今回は、マネーフォワード確定申告を使った場合での仕訳例を解説しますね。

補助科目の入力は任意ですが、入れておいたほうが内容がわかりやすいです。補助科目の追加は、設定 → 勘定科目の設定 → 補助科目追加(一番下)で作成できます。
 

クラウドワークスでの売上について

承認・検収が完了すると、報酬が確定します。報酬の際に引かれるシステム利用料は経費になります。

ランサーズと違い、自動取り込みされた売上高は「システム利用料込みの金額」です。このままだと、仕訳帳や総勘定元帳で「諸口」と表示され、相手科目がすぐに判別できません。

そのため、明細を二つに分けます。多少面倒ではありますが、税理士から指導もされたことなので、おそらくこの方法がベストなのだと思います。確かに集計も楽になりましたし。

プロジェクト方式など明細が二行の場合、摘要欄は一行目のみ入力された状態になります。このままだと総勘定元帳の出力時に摘要欄が空欄になるので、摘要欄を二行目にもコピーペーストします。

タスク方式の場合

取引日借方貸方摘要
勘定科目補助科目金額 勘定科目補助科目金額
1/12売掛金クラウドワークス27 売上高クラウドワークス27 案件名

  • タスクはシステム利用料がなしのため、一行のみ。
  • 売上はまだ入金されていないので、売掛金で処理。
  • 補助科目はすべてにクラウドワークスと入力。
  • タスクは金額も低く、多くが会社名不明のため、クライアント名は省略。

 

プロジェクトの場合

取引日借方貸方摘要
勘定科目補助科目金額 勘定科目補助科目金額
1/20支払手数料システム利用料1,566 売上高クラウドワークス1,566 A商社様 案件名
1/20売掛金 クラウドワークス6,264 売上高クラウドワークス6,264 A商社様 案件名

  • 売上からシステム利用料を引いた差額が手取りなので、売掛金で処理。
  • 売掛金、売上高の補助科目はクラウドワークスと入力。
  • 売上高7,830円から、1,566円と6,264円に2行に分ける。
  • システム利用料は支払手数料(雑費でも可)で処理。補助科目はシステム利用料。
  • プロジェクトは金額が大きいため、案件名の前にクライアント名を追加して入力。会社名や個人名がわからない場合は、クライアントIDをコピペ。
  • 摘要欄は一行目をコピーし、二行目にペースト(総勘定元帳に反映させる)。

 

クラウドワークスから入金があった場合

取引日借方貸方摘要
勘定科目補助科目金額 勘定科目補助科目金額
7/15普通預金楽天銀行10,529 売掛金クラウドワークス10,529 カ)クラウドワークス
7/15雑費振込手数料100 売掛金クラウドワークス100 カ)クラウドワークス

  • 入金があったときは、売掛金が減少し、普通預金が増える処理。
  • 普通預金の補助科目は銀行名。
  • 売上時と同様に、ここでは売掛金の金額を2行に分ける。
  • 振込手数料は雑費で処理。年間の累計額が少ないものは雑費。支払手数料でも可能ですが、正式には雑費がいいようです。
  • 摘要欄は一行目をコピーし、二行目にペースト(総勘定元帳に反映させる)。 

 

ランサーズでの売上について

承認・検収が完了すると、報酬が確定します。
以下は、マネーフォワード確定申告で明細を自動取り込みしたときの仕訳例です。

タスク方式の場合

取引日借方貸方摘要
勘定科目補助科目金額 勘定科目補助科目金額
5/20売掛金ランサーズ324 売上高ランサーズ324 案件名
5/20支払手数料システム利用料65 売掛金ランサーズ65 案件名

  • 自動取り込みされると、上記のように明細が別々に分かれています。

 1. 利用料込みで報酬を一旦、全額受けとった処理(売掛金に利用料を含める)
 2. 報酬からシステム利用料をランサーズへ払った、という処理(売掛金の減少)

  • 売上はまだ入金されていないので、売掛金で処理。
  • 売掛金・売上高の補助科目はランサーズ。
  • タスクは金額も低く、多くが会社名不明のため、クライアント名は省略。
  • システム利用料は支払手数料(雑費でも可)で処理。補助科目はシステム利用料。

 

ランサーズから入金があった場合

取引日借方貸方摘要
勘定科目補助科目金額 勘定科目補助科目金額
7/15普通預金楽天銀行1,200 売掛金ランサーズ1,200 ランサーズ
7/15雑費振込手数料100 売掛金ランサーズ100 ランサーズ

  • 入金があったときは、売掛金が減少し、普通預金が増える処理。
  • 普通預金の補助科目は銀行名。
  • 自動取り込みでは売掛金1,300円なので、1,200円と100円と2行に分ける。
  • 振込手数料は雑費で処理。年間の累計額が少ないものは雑費。支払手数料でも可能ですが、正式には雑費がいい模様。補助科目は振込手数料。

 

出金するときの振込手数料を安くするには?

ランサーズとクラウドワークスの振込口座は、楽天銀行にすれば振込手数料が100円になります。他行の銀行の場合、振込手数料が500円になるので、まだ口座を持っていない方はぜひ作っておきましょう。
 
「楽天銀行ハッピープログラム」では、取引回数に応じて楽天スーパーポイントが貯まるだけでなく、預金額に応じて他行振込手数料が無料になる特典があります。
 
私は楽天銀行をアフィリエイト関連の振り込み専用口座として使っています。10万以上貯まったら、生活用の口座に振り込み、振込手数料がゼロになるように調整しています。
 

明細を自動取込できる会計ソフトの紹介

クラウドワークス・ランサーズの明細を両方連携できるのは「マネーフォワードクラウド確定申告」のみ。私みたいに面倒くさがりの人にとって、とても頼りになる会計ソフトです。
 
ちなみに個人事業主向けが「マネーフォワードクラウド確定申告」、法人向けが「マネーフォワードクラウド会計」と名称が違いますのでご注意を。
 

 

各種銀行やAmazonなど、連携が多いところは「クラウド会計ソフトfreee」です。簿記の知識がない人にこそ、おすすめしたいソフトです。1ヶ月の無料期間もあるので、興味があれば一度お試しあれ。
 

 

会計ソフトで有名どころといえぱ、「弥生会計 オンライン」。クラウド系ならMacでも使えるところがうれしいですね。会社などで、実際に使った経験があるなら操作も安心なのではないでしょうか。