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MNPコールセンター元在籍者が明かす「14のポイント」と注意点


 
十年前は予約番号の発行窓口では、ソフトバンクだけ解約理由を聞いて解決策を提示し、熱心に引き止めていました。ところが今は格安SIMの登場で、各社ともに既存客を逃がすまいと必死です。
 
昔より料金プランも高くなり、格安SIMに変更する人が多くなってきた今、自分も乗り換えようと考える人は増えて当然ですからね。私自身、MNPは2回経験しました。docomoからauへ、そしてauから楽天モバイルへ。
 
仕事ではMNPコールセンター時代は目まぐるしく予約番号を発行し、開通センター時代はせっせと新規契約の手続きをしていました。守秘義務があるのですべてはお伝えできませんが、元オペーレーターの豆知識をご紹介します。
 

 

MNPの概要

MNPとはMobile Number Portabilityの略称で、携帯電話番号ポータビリティともいいます。携帯電話会社を変更しても、電話番号をそのまま使いたいときに利用できる制度です。データ通信のみの契約の場合、携帯電話番号を所持していないため、MNPは対象外となります。
 
MNPの手続きには、MNP予約番号が必要です。現在利用している携帯電話会社で予約番号を取得し、移転先で予約番号を提示して契約すれば、新規契約と同時に解約手続きが行われます。新規契約後、解約手続きをする必要がないのはMNPの最大のメリットではないでしょうか。
 
新規契約の場合、初月の基本使用料は無料となっていることが多いです。さらに、乗り換えキャンペーンで基本使用料が半年分無料だったり、一年間を半額だったりすることがあります。機種変更の需要がもっとも高い進学や進級がある春は、大々的にキャンペーンを組んでいる会社も多いため、ぜひチェックしてみてくださいね。
 

MNPの費用

費用金額
MNP予約番号の取得無料(一部、有料の会社あり)
機種代金の分割支払金の残高分割か一括かを選べる
契約解除料契約内容によって発生
転出手数料(移転元)2,000円〜12,000円
転入手数料(移転先)3,000円〜3,394円
SIMカード発行手数料無料〜394円(LINEモバイルは400円)
新しい機種代金SIMカードだけ交換する場合は必要なし

転出手数料は、新規契約から一年以内の解約だと高くなる可能性があります。転入手数料はキャンペーンで無料になる会社もありますが、移転元と移転先で、MNP手数料として最低5,000円はかかると思っていた方がいいでしょう。
 
格安SIMの多くはdocomoの回線を使っているため、SIMカード発行手数料として394円が別に必要になります。理由は、NTTドコモが格安SIMの事業者から発行手数料を徴収するようになったためです。楽天モバイルはSIMカード発行手数料が転入手数料に含まれています。
 

 

契約解除料について

最近では違約金のかからないサービスも出てきましたが、2年契約と比べると毎月の支払い額が高くなります。契約プランや割引サービスの加入状況によっては、契約更新月以外での解約は契約解除料がかかります。
 
たとえば、auには「年割」と「誰でも割」があります。「年割」は1年、「誰でも割」は2年継続して利用することを前提に、月額使用料が最大50%オフになる割引サービスです。これは契約更新月に廃止の申し出がない限り、自動更新されます。俗にいう1年縛り、2年縛りですね。
 
auの契約更新月は、契約年数後の契約月の前月と当月の2ヶ月間です。年割だと3,000円(税込3,240円)、誰でも割だと9,500円(税込:10,260円)がかかります。ただし、auの加入期間が11年目以降で「誰でも割+家族割」を使っていた場合、3,000円(税込:3,240円)と安くなります。
 
以前は契約更新月は1ヶ月間だけでしたし、加入期間が11年超であっても、2年契約は一律で9,500円かかっていました。このあたりはサービスが改善されてきたと思います。ただ、MNP転出料は昔は2,000円だったのが3,000円に値上げされました。
 
契約更新月にMNPするのが理想ですが、iPhoneの発売時期である9月や10月にMNPを考えている場合、契約更新月が同じとは限りません。その場合、契約更新月に「誰でも割」を廃止しておくことで、契約解除料がかかることなく好きな時期にMNPができます。
 

「誰でも割」廃止の注意点

廃止手続きは、auショップや157に電話することで簡単にできます。ただし、「誰でも割」を廃止すると、翌月から基本使用料の割引がなくなります。割引は1,000円から最大50%オフでしたので、翌月分からの請求が高くなることは覚悟せねばなりません。
 
契約解除料が10,260円とすると、契約更新月からMNPしたい月までの基本使用料の割引額の累計と比較し、どちらがお得かを検討してみてくださいね。
 
私は契約更新月が7月と8月で、iPhoneが9月に発売予定でしたので、8月に「誰でも割」を157に電話して廃止しました。9月からのau月額使用料の値引きはありませんが、契約解除料は一切かかりません。
 

最低利用期間について

大手キャリアの場合、基本料金の大幅な割引と引き換えに、指定された期間内に解約をすると契約解除料がかかるサービスがほとんどです。しかも、契約更新月に廃止しないと自動更新されるため、好きなタイミングでMNPできにくくなっています。
 
格安SIMの場合、「最低利用期間」という形で数ヶ月や数年の縛りがある場合がほとんどです。基本的に音声通話のプランが長く、データ通信のみのプランはあっても期間は短い傾向です。キャンペーンの割引率が高いほど、この期間は長くなっています。
 
格安SIMは、大手と違って自動更新がないのが強みでした。しかし、近年では無料通信分つきや5分間通話無料をプラン内に組み込んで安く提供する代わりに、2年縛りがある会社も増えてきています。自動更新があるかどうか、契約前にチェックすることをおすすめします。
 
mineo(マイネオ)の場合、最低利用期間がない代わりに、利用開始翌月から12ヶ月以内のMNP転出手数料が11,500円となっています。このあたりは契約前に注意しておきたいポイントですね。
 
MNPコールセンターにいた時、「他社からMNPしてきたけど、実際に使ってみたら電波が全然入らなかった」という理由で解約される方もいました。格安SIMの料金の安さで乗り換えしても、電話などの機能が満足に使えない場合は、やむなく解約する事態になりかねません。MNPして転出する際は、出戻りになったときの費用も調べておくことをおすすめします。
 

MNPのポイントまとめ

・転入元と転入先の契約名義は同一が条件(一部、家族名義でもOKな会社あり)
・契約更新月以外での解約は契約解除料がかかる
・有効期限は15日間
・転入先で手続きをしない限り、解約とはならない
・有効期限が過ぎても、予約番号は何回でも再発行可
・会社によっては予約番号の発行のたびに手数料が発生
・新規契約から1年以内のMNPは手数料が高くなる傾向
・機種代金の分割払いは継続されるが、毎月割は適用外になる
・サービスによって日割り計算されないものがある
・新しい端末によっては、電子マネーが引き継げない可能性あり
・解約するとポイントが失効になる
・解約するとキャリアメールアドレスが使えなくなる
・家族割引がなくなるため、家族間の電話やCメール送受信料が有料になる
・SIMカードの返却が必要な場合がある
 
auの「スマイルハート割引」加入者は契約期間の縛りがないため、いつ解約しても契約解除料はかかりません。身体障がい者手帳や療育手帳などを所持している人で「誰でも割」に加入しているのなら、違約金なしで「スマイルハート割引」に変更が可能です。スマイルハート割引に適用後、MNPをすれば契約解除料はかからなくなります。
 
開通手続きをするとき、MNP対象者のお客様は携帯電話番号を元に、不払いがないかなどの信用情報をチェックします。この情報は電気通信事業者協会で共有しており、過去5年間の情報で判断されます。新規契約の可否は総合的に判断されることになりますが、まれに契約を断られるパターンもあります。
 

MNP予約番号の発行窓口

大手キャリア携帯電話一般電話MNP転出手数料
NTTドコモ1510120-800-0002,000円〜5,000円
au0077-754700077-754703,000円
ソフトバンク*55330800-100-55333,000円〜5,000円

量販店を除き、各ショップの店頭や電話でも受け付けています。電話での受付時間は、各社ともに9:00〜20:00まで(年中無休)となっています。電話の場合、予約番号は口頭でも伝えられますが、あとからSMSでも送られてくる場合が多いです。ただし、時差がありますので、電話中に必ずメモしておきましょう。
 
春休みや夏休みなどの大型連休、土日は大変つながりにくく、火曜から金曜の平日の午前中が比較的つながりやすいかと。電話でも本人確認が必要となりますので、契約者ご本人からかけるとスムーズに手続きができます。
 
予約番号の発行は解約手続きを伴うため、10〜15分程度は時間がかかります。違約金の有無などの確認に時間を頂戴し、その後、解約の手続きの流れを口頭で説明されるはずです。この説明をすべて聞かないことには予約番号は発行できないため、焦らず聞いてください。もし時間がない方や長々とした説明を聞くのが耐えない方は、ショップで手続きしましょう。
 
ドコモは、家族割引の主回線や一括請求の代表番号でない方に限り、My docomoでパソコンからでも申し込みができます。auとソフトバンクは3Gケータイの人に限り、ezweb、My SoftBankからでも予約番号の発行が可能です。
 

各種ダイヤルサービス通話料

以下のサービスは、無料通話分やカケホ・各種割り引きの対象外です。電話かけ放題プランだから大丈夫と思っていたら、請求書に見慣れない料金が請求されることがあります。調べてみると、以下のサービスを知らずに利用していたというケースがあります。
 
■ナビダイヤル
0570-0*****という電話番号がナビダイヤルです。コールセンターの問い合わせやチケットの予約番号などで利用されています。通話料は、ナビダイヤルの番号により異なります。
 
■テレドーム
0180ではじまる10ケタのサービス番号です。1本の電話回線で多数のお客さまに、同時に情報提供ができるサービスのことで、スポーツやレースの結果速報などが主な用途です。携帯電話からの通話料は、14秒/10円となります。
 
■空電プレミアム
携帯電話から0085で始まる番号にかけると、SMSが届くサービスです。