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2歳の娘が人生初のインフルエンザに

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お昼寝の時間に保育園から電話が鳴りました。普段、この時間に呼び出されることはないのですが「39度の熱が出ました」とのこと。突然の高熱に、保育園で一人発症していたので、インフルかもと思いながら迎えに行きました。
 
案の定、結果は陽性反応でした。娘にとって人生初めての経験でしたので、一連の経過をまとめます。
 

 

インフルエンザの検査

突然の高熱が出たら焦りますよね。保育園や学校でインフルエンザが流行っていたら尚のこと。「すぐに検査をしなきゃ」と思うママもいらっしゃるのではないでしょうか。しかし発熱後、すぐに検査しても正しい結果は出ないようです。
 
検査に最適なタイミングは、発熱から12時間が経過し、24時間以内。ただし、抗インフルエンザの内服薬は48時間以内に服用する必要があるので、病院に行くタイミングは遅すぎてもよくないようです。
 
うちは食欲もあり元気だったので、翌日の朝に受診しました。ただし解熱剤がないようでしたら、すぐに受診して薬をもらっておくと、夜中に高熱がでた時も安心かもしれません。
 
解熱剤を使うときの注意点があります。実は、子供のインフルエンザ患者に使ってはいけない解熱剤があるそうです。下記の成分がある解熱剤を使用すると、インフルエンザ脳症やライ症候群を引き起こす可能性があり、死亡率が高くなるそうです。
 

インフルエンザ患者への使用NG成分

  • アスピリン(アセチルサリチル酸)
  • ボルタレン(ジクロフェナクナトリウム)
  • ポンタール(メフェナム酸)

日本小児科学会では、インフルエンザの解熱には「アセトアミノフェン」の使用が適切という見解が発表されています。上記以外にも注意した方がいい成分があるようなので、心配な方は調べてみてくださいね。

参考:厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/houdou/0105/h0530-4.html

 
普段は成分までは確認しないと思いますが、とくに「インフルエンザ脳症」は重篤な疾病ですので、家に眠っている坐薬の余りや市販薬の使用には注意してください。念のため、インフルエンザ時は大人も使用を控えた方がよさそうです。
 
インフルエンザの疑いがある場合は、自己判断で薬を飲まず、医療機関を受診してから薬を処方してもらうのが賢明そうです。
 

発熱後の経過まとめ

■熱が出た日
10:30 登園(熱もなく元気)
14:30 保育園から電話(39度の熱が出る)
15:00 帰宅(38度4分あったが驚くほど元気)
18:00 食欲もあり元気だったが、少しだるそうになってくる
19:30 機嫌が悪くなり、冷えピタを貼ると大人しく寝た(38度6分)
 
■翌日
2:00 おでこの冷えピタが剥がれ、熱も引いたみたいでぐっすり寝ていた
6:00 平熱で食欲もある
9:30 小児科でインフルエンザの検査
9:45 インフルエンザA型が確定(発熱後、18時間が経過)
 
検査結果は反応がまだ薄かったようですが、A型であることが判明しました。でも晴れてインフルエンザと確定したので、仕事を休む段取りも早くにできました。
 


 *医師から言われたこと* ※受診は発熱した翌日

  • 今日を含めた5日間は、保育園の登園は不可
  • 今日から3日続けて熱が下がらな可ければ、4日後に受診
  • 「最後の3日間」が熱が出ていない状態なら、6日後から登園可
  • 「最後の3日間」に熱が出た日があれば、その日数分、登園日が後ろにずれる

 
*登園目安まとめ*

  • 発症日してから6日間は出席停止
  • 保育園児の登園可能日は「最後の3日間」の発熱の有無で決まる
  • 解熱してから3日連続で熱がなく、かつ、発症してから6日間が経過していれば翌日から登園可能

 

高熱でしんどそうな時の対処法

インフルエンザは高熱が出るため、呼吸が荒く、夜も寝にくい状況になりやすいです。対処法としては3つが挙げられます。

  1. 寒気がないようなら身体を冷やす
  2. 水分補給をマメにして、脱水症状にならないように注意する
  3. 解熱剤を使う(医師の指示どおりに容量用法を守る)

我が家では、高熱が出たときは衣服の数を減らします。いつもは寒いと思って厚着していたのをやめたり、裏地のある生地から裏地のない綿素材にしたり、ダウンスリーパーからガーゼスリーパーにしたりと、いつもより涼しい環境を作ります。寒すぎない程度に。
 
昔は衣服調節をする必要性を知らず、解熱剤の効果が切れたら、また解熱剤を使うループをしていました。おかげで親子ともども夜はまともに寝れず、辛い思いをしました。熱が出たらまずは衣服調節をし、まだ辛そうなら冷えピタをし、それでもダメなら解熱剤を。そのおかげか、解熱剤を使う頻度は少なくなりました。
 
祖母から聞いた話だと、身体を冷やす時は「脇の下に水を入れたペットボトルを挟む」とよいそうです。キンキンに冷えた保冷剤をタオルで包んで冷やす方法は有名ですが、確かに赤ちゃんや1歳など小さい子供には冷たすぎる気がしていたので、なるほどーと思いました。
 
あと、おでこに冷えピタを貼っても意味がないという話もありますが、おでこに貼ると熱が下がりやすいのも事実なので……うちでは変わらず冷えピタにお世話になっています。

 

登園前には医師の許可書が必要

インフルエンザは『学校保健安全法』で出席停止期間が定められています。この基準では発症日を0日とカウントします。


 *出席停止期間の基準*

  • 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで
  • 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後3日を経過するまで(幼児)

※特定鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。
出典:『学校保健安全法』学校保健安全法施行規則より(平成28年3月22日改正)

 
書式は提出先で指定されている場合があるので、インフルエンザであることを報告するときにでも確認しておきましょう。娘が通っている保育園では、「医師が記入する意見書」のフォーマットが用意されており、それを医療機関に持っていく流れでした。
 
インフルエンザと診断した医療機関とは違うところで、治癒証明書を発行してもらう場合、意見書(治癒証明書)を断られることもあるそうです。なぜなら治癒した状態だと、インフルエンザにかかっていたか、その医師には判別がつかないからです。
 
「インフルエンザにかかったことを証明するもの」として使える可能性があるものを挙げておきますね。受け付けてくれるかは医療機関の判断によります。
 

  • 検査結果を書いた医師のメモ(貰えない場合もあります)
  • タミフルなど、インフルエンザ用の薬を処方されたことがわかるお薬手帳

 

予防接種は二回接種済みだった

予防接種は、流行する前に受けておくのがベター。遅くとも12月までに済ませたほうがよいらしく、娘も11月中に2回接種しました。
 
結果として、今回は予防接種をしていても感染しました。しかし39度の熱は一度きりで、高熱も保育園を早退した日だけでした。「症状が軽いのは予防接種のおかげでしょう」と医師からも言われたので、感染を防ぐよりも、重症化を防ぐことに意味があるのだと思います。
 
私自身、37度3分でインフルエンザが陽性になったこともあります。「インフル=高熱が続く」という先入観がありますが、感染を広げないためにも、いつもと何か違うと感じたら受診しておくといいかもしれません。
 

予防接種の金額

病院によって金額は多少前後します。自治体や勤務先で助成金がある場合があるので、予防接種を受ける前に調べておくといいかもしれません。
 
夫の会社では領収書と明細書を2回分添付して申請したら、上限額まで後日支給してくれる仕組みらしいです。明細書は、インフルエンザの予防接種を受けたことの記載が確認できるものが条件でした。
 
1回目:2016.11.8  3,200円(市の助成後の窓口支払額)
2回目:2016.11.29  3,200円
 
予防接種代を少しでも安く済ませたい場合は、小児科だけでなく耳鼻科や他の病院に問い合わせてみることをおすすめします。予防接種は事前予約が必要な病院もあるので、一緒に聞いてみましょう。
 

異常行動について

熱はないものの、鼻水がじゅるじゅるで、喉の奥が赤く腫れていたので「タミフルと鼻水と咳のお薬」を処方されました。ただタミフルは味が微妙らしく、鼻水のお薬と混ぜて飲むように言われました。娘は美味しそうにゴクゴク飲んでくれたのでよかったです。
 
タミフルといえば副作用も心配ですよね。うちも調剤薬局から「念のため、2・3日は注意してください」と言われましたが、今のところは何も異常はありません。でも用心することに越したことはないと思います。過信せず、子どもを一人にはしないように。
 
ここで注意点がひとつ。実は、タミフルを投与されていない場合でも、異常行動の発生は起こりうるということ。厚生労働省の『 インフルエンザ罹患に伴う異常行動研究』のデータをみてみましょう。
 

タミフル服用の有無にかかわらず発熱後、2・3日以内に異常行動があったことがわかっています。また、抗インフルエンザウイルス、アセトアミノフェン等を服用した患者も発症率が高いようです。
 

異常行動を起こした患者の72%がワクチンを接種していないそうです。「ワクチン接種しても意味がない」という話もよく聞きますが、異常行動の確率が下がるのであれば、やはりワクチン接種には意味があると思います。
 
インフルエンザにかかった時あるいは疑いがある時は、タミフル投与の有無にかかわらず、2・3日はできるだけ目を離さないようにしましょう。
 

後日ママも感染した

おばあちゃんに電話で経過を報告した時に「ちゃんとマスクしないと移るわよ」と言われ、「そういえば身体がだるいかも」と初めて意識しました。熱っぽい気はしますが、何度測ってみても熱はなく……気だるさだけがずっとある感じです。
 
と思ったら数日後、突然の高熱が出ました。37度3分、38度5分、39度、40度2分……と熱が高くなるも、娘はまだ出席停止期間。子供の世話や無理して家事をした反動で体が動かなくなり、夕方は倒れて寝込みました。
 
翌日の朝に病院に受診すると、娘と同じく「インフルエンザA型」と判明。頭は割れそうに痛くて倦怠感がすごかったですが、薬を飲んでから熱もさがり、少しマシになりました。家族に娘を任せ、とにかく寝て治しました。
 
子どもがインフルになった時は、看病している方も感染しないよう対策するのを忘れずに。