寒かったり大泣きしたりしたら、子どもの頬が赤くなるのはよくあることです。しかし、今回は少し様子が違っていました。
初日は頬がぷっくら腫れ、本人は痛そうでもかゆそうでもなく、熱もそれほどない。しかし時間が経過するにつれ、頬全体が赤くなり、ごくごく小さなブツブツが無数に出現。
原因がはっきりしないまま、症状は一向によくならず……病院を何件も受診して、今日やっと謎が解決しました。原因が判明するまで長かったので、これまでの経過をまとめます。
事の発端
一週間ほど前、保育園から電話がかかってきました。ほっぺが腫れていて、他の園児の兄弟がおたふくかぜにかかっていたので、もしかしたら移ったのかもしれない、という内容でした。
分厚い服を着ていたり、室内の温度が高すぎていたりすると、いつも娘のほっぺが赤くなります。だからまた体温調節ができずに赤くなっただけで、すぐ治るだろうと思っていました。
念のため、お迎えに行くと「あれ?」となりました。片方の頬の中央だけ、妙にぷっくり腫れていたのです。白っぽい腫れ方はアレルギー症状に似ていたので、そのうち引くだろうと思い、家で様子見することに。
幸い、娘は食欲もあり、熱もなく元気でした。ただ夕方にもう片方の頬も赤みが差し、両方とも徐々に赤いブツブツが出ていました。かゆみはなく、かさかさしているので保湿クリームだけ塗りました。
結局、その日はどこも病院が休みだったのもあり、翌日の朝に小児科へ連れて行きました。
小児科での診断
昨日の夕方と同じく、頬全体に赤みが差し、両方の頬にブツブツがある状態でした。
- 確かにちょっと腫れてはいる
- おたふくかぜの腫れ方ではない
- 歯と歯肉は異常なし
- 抗生物質を四日分出して様子を見る
- 三日後、症状が悪化するようなら、抗生物質が効いていないから、耳鼻科か歯科でレントゲンを撮る必要があるかも
- 考えられる原因は「鼻の奥か生えていない歯の奥にばい菌が入り、皮膚の下に炎症を起こしている」
耳鼻科での診断
三日後、腫れているかどうかが微妙だったので、耳鼻科へ。
- 現時点で腫れてはいない
- 腫れている状態を診ていないから、その診断が合っていたかわからない
- 子どもは大人より短いため、鼻の奥に細菌が入って頬が腫れるのは考えにくい
保育園へ
熱もないし、少しよくなってきた気がするし、なにより超元気なので保育園へ登園。先生に事情を説明して「ネットもいろいろ調べたんですけど結局、原因がわからないんですよね」と話しました。
すると、他の保育士さんやその場にいたママさんからの興味深い話が聞けました。
「確かに赤みがあってブツブツがあるね」
「りんご病はもっと大きいブツブツだから、りんご病ではなさそう」
娘はおたふくかぜ・りんご病は未経験なので、この情報は大きな収穫でした。りんご病の湿疹はもっと大きいらしいです。
確かに娘のブツブツはとても小さいのが無数にあり、なぜかほっぺだけ。毎日くまなく全身をチェックしていますが、他の箇所には症状は出ていませんでした。
何か異変があれば連絡してください、と保育園に預けました。
歯科での診断
保育園は何事もなく夕方まで過ごしましたが、ブツブツは変わらずあるまま、頬が腫れてから一週間が経過しました。
腫れはないけど、赤みが全然ひかない。いつも湿疹はロコイド(ステロイド)を塗るとすぐに治るのに、今回は一向に治る気配がない。これは湿疹ではなく、違う原因があるのかも……と歯科へ。
- 虫歯もないし、きれいに磨かれているので、口の中の環境は良好
- よく食べ、機嫌もよいのなら異常ない
- 考えられる原因は「細菌か、ウイルスか、アレルギー」のどれか
- 歯科で確認できる範囲では原因は判別できない
皮膚科での診断
歯科に行った翌日、わらにもすがる思いで皮膚科へ。
- 原因は「内出血」
- 湿疹ではないので、ステロイドが効かないのは当然
- 2~3週間ほどできれいになる
- 内出血の原因は大泣きのしすぎか、頬を強く打つなどして大きな衝撃が加わったか、肌が乾燥しているから摩擦して反応したのかも
- 薬は不要
- 冬で肌が乾燥しているから保湿クリーム(ヒルドイド)だけ塗ればOK
病院をはしごした結論
今回、娘の頬は内出血が原因で、赤いブツブツが出たようです。まさか内出血しているなんて夢にも思っていなかったので、驚きでした。でも原因がわかって本当によかったです。
最近はイヤイヤ期に入って泣き方がパワーアップし、それが原因のひとつかもと考えています。決まってイヤイヤするとき、床にほっぺたをこすりつけながらワンワン泣くので。
他に考えられる原因といえば、室内用ジャングルジムですかね。まだ買って間もないので、遊び方がわからず、はじめはよく泣きながら挑戦していました。
今では要領よく遊んでいますが、たぶん、いろいろ痛い思いをしながら遊び方を学んだのだと思います……。基本的に見ていますが、家事などでどうしても目を離すときがあるので、そのときにどこかぶつけたのかもしれません。
ここに足を乗せたら痛い、こっちからは登れない、こうしたら通り抜けできるなど、毎日いろいろ研究しながら遊んでいるようです。